SUCCESS CASE
成功事例 & インタビュー
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成功事例 インタビュー
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Vol.21
KBF会議で徹底的に事業内容を深掘り。自社の強みを明確に打ち出すWebサイトに
株式会社 グッドパートナーズ様
自社の強みを引き出してくれる。そう感じたからこそGBに依頼をした
―まずはWebサイトをリニューアルしようと思ったきっかけをお聞かせください。
以前のWebサイトは6〜7年前に作ったものでした。そのため、情報もデザインも古いものでした。
当社の取引先には金融機関なども含まれます。そこに信用していただくためにも、最新の情報を、わかりやすく伝える必要があるのではと考えました。
―なるほど、ではなぜ、グレート・ビーンズにご依頼いただけたのでしょう?
私たちはあくまで自社の強み・目的などを伝達するための手段のひとつがWebサイトであり、Webサイトを完成させることがゴールではないと考えます。
3社ほど問い合わせをした中で、御社はその点で頭ひとつ抜けている印象でした。
KBF(重要購買決定要因:Key Buying Factors)、KSF(重要成功要因:Key Success Factors)などを見直し、強みをどう引き出してどう伝えるか。当社の事業内容まで根本的に掘り下げてくださったのは御社だけでした。
だからこそWebサイトを事業の中でどう位置づけるか、何を掲載すべきかと考えていた当社のメンバーに強く刺さったのだと思います。
ターゲットは誰なのか?事業内容と読みやすさのバランスに配慮したコンテンツ
―ありがとうございます。では実際にご依頼いただき、制作を進めていったご感想はいかがでしょうか?
レスポンスも早く、デザインもイメージどおりのものを作っていただいたと感じます。修正点などほぼありませんでしたね。
ただ難しかった点があるとすれば、取材して作成していただいたサイト用文章のチェックですね。
―社内の皆さんでチェックしていただいたんですよね。
はい。当社にはWebサイト専属の担当者がいるわけではありませんので、通常業務の中で全員で文章チェックに当たりました。その時間を確保するのがまず難しかったですね。
また、その文章をチェックする際に気をつけたのが「視点」です。当社のクライアントは、経営者の方などがメインですが、その中でもターゲットとなる多くは中小企業です。
その方々に読んでいただくことを考えた時に、どのような視点で書いたほうがいいのか悩みました。
詳細な内容でなければ、信頼していただくことは難しい。しかし小難しすぎても離脱されてしまうのではないか。どこまで事業内容を表現するか、頭を悩ませました。
―御社の事業内容が少しでもわかりやすく伝わるように、と用意したコンテンツが「パートナーズプロジェクト」でしたね。
そうですね。M&Aなどは普段聞き慣れない内容ですから、ストーリー仕立てで分かり易く表現できる方法があるのは良いと感じました。
リニューアル作業を通じて得たWebサイトに関する知識を、クライアントにも共有していきたい
ただ、大変だった分、得たものもあると思います。最初にKBF会議を行っていただくところから始まり、文章のチェックを行っていく中で、当社の強みがあらためて明瞭化されました。
第三者目線で文章を読み返し、「これは閲覧者に通じるのか?」などと考えることは非常に骨の折れる作業でしたが、その価値があったと思います。
もうひとつ、制作の前後で変わった点があるとすれば、他社のWebサイトを見る目が変わった、というところでしょう。
これは自分たちが苦心したからこそだと思いますが、「このWebサイトは情報が足りないのでは?」とか、それこそWebサイトの制作会社なのにひと昔前のデザインであったりすると、首を傾げてしまいます。
―最初におっしゃっていたように、信頼性に欠けるという点につながってしまうと。
そうですね。加えて、この時代、Webサイトはその会社・企業の一番の広告塔であるはずです。
クライアントとクライアントをつなぐ、ということは当社の事業内容の大きな柱になりますが、そういう時に洗練されていない、また情報が不足しているWebサイトをもつ企業であると、紹介がしづらいという懸念点もあります。
―たしかに企業を知ろうと思えば、まずWebサイトを見に行くという動作を自然とやってしまいますものね。
今回のリニューアルを通じて、Webサイトを見る目が鍛えられたのではないかと思っているんです。だからこそクライアントへ、多少なりともこの知識をお伝えしたいとも考えています。
明確化された強みをどう伝えていくのか?さらなる改善点を探しながら、「問い合わせしやすい」Webサイトへ
―では最後に、リニューアルされたWebサイトを今後、どのように使っていきたいとお考えですか?
運用し始めたばかりなので、まだまだ記事の更新ができていないと思っています。
実績紹介はいくつか掲載できてきてはいるんですが。当社の事業内容の特徴として、ひとつのプロジェクトを出口まで導いていく、その期間がどうしても長くかかるため、なかなかどう表現していいのかと悩ましい部分もありますね。
―だとすると、先ほどおっしゃられていたように読み手の目線で考えると、もっとライトな記事でも良いかも知れませんね。たとえば、「こんな相談がありました」というのは、相談していいのかと悩んでいる方にとっては問い合わせのフックになるかも知れません。
たしかにそうですね。相談と言えば、お問い合わせへの対応も考えているんです。
当社は、相談者様に合わせたオーダーメイドの提案を行う点が特徴であり、強みではあるんですが、全体を包括するようなダウンロード資料のフォームなどは、まだないんです。
相談パターン別の資料を整備するなど、もっとお客様に「問い合わせしていただきやすい」環境を作ることができるかも知れません。
今回のリニューアルを通じて明確になった当社の強みを、もっと第三者にわかりやすく伝えるために試行錯誤していきたいと考えています。
―ありがとうございました!
WebサイトURL:https://www.good-consul.com/
成功事例とその理由
- 成功事例
・顧客が求める「ニーズ」と企業が提供できる「強み」の両方が満たせる点をしっかりと訴求することで、他社との明確な差別化を打ち出している
・経営コンサル会社として高いレベルでの提案を行うことが伝わるようなビジュアルデザインを表現
・「パートナーズプロジェクト」というストーリー仕立てのコンテンツを用意することで、より具体的に事業内容を表現することに成功
- 成功理由
・制作前にクライアントも交えて、顧客のニーズ(KBF)を深掘りするための会議を実施し、両社で顧客への理解を深める取り組みを行った
・コンサルティングという「モノ」がないサービスを、クライアントの強みや顧客の状況を汲み取ったコンセプチュアルなビジュアルに落とし込んだ
・クライアントに対する取材を徹底的に行い、「いかにわかりやすく、具体的にクライアントの強みが伝えることができるか」の方法を模索した。(結果「パートナーズプロジェクト」ができあがった)