課題やゴールを明確にした上で、リニューアルプロジェクトをスタート

―まずはWebサイトをリニューアルしようと思ったきっかけからお聞かせください。

以前のホームページを作成してからかなり期間が空いていたので、前々からリニューアルの必要性は感じていました。
2022年にリニューアルプロジェクトを社内で立ち上げ、10名弱のメンバーで検討を始めました。

リニューアル前には、主に4つの課題がありました。

1. 異なるブランドイメージ（ロゴ、名刺、サイトなどブランドイメージ統一）
2. 古いデザイン
3. メンテナンス不足
4. HPを活用したWebマーケティング

エンジニアの採用を積極的に行っているため、特に「2」のデザイン性については課題感が強かったですね。

また、「3」のメンテナンス不足については、ホームページの改善をしながら効果につなげていきたかったのですが、Webマーケティングに関する知見が社内になかったため、外部のプロにアドバイスしてもらいながら、サイトを強化していきたいという思いがありました。

―リニューアルにあたって社内でしっかり検討いただいたようですが、制作を弊社にご依頼いただいた理由を教えてください

課題の整理やリニューアル後のKPIを決めると同時に、制作会社の検討プロセスも厳密に落とし込みました。
具体的には、一次選考と二次選考の流れを決めました。

制作費は一番高いが、満場一致でグレート・ビーンズに決めた

一次選考では、まずお声がけする制作会社を絞るために、制作会社のWebサイトを調査しました。「デザイン性」「実績」「マーケティング力」「自社サイトの更新性」など、10項目ほどの指標を定めた上で、複数のメンバーで採点して選考しました。

一次選考を通過した3社様にコンペに参加いただき、二次選考を行いましたが、こちらもあらかじめヒアリング項目を決めて採点した上で、最終的に最高得票を集めたグレート・ビーンズさんに依頼することにしました。

採点以外の部分で言うと、一番うちのことを理解して、寄り添ってくれそうだったことが印象的でした。弊社のビジネス拡大に向けて、一緒に伴走してくれそうだったからです。
我々から言われたことだけでなく、最終的に目指したい姿を理解していただき、それを実現するための積極的な提案をしていただけました。

実は、コンペに参加いただいた中で、グレート・ビーンズさんが費用面では一番高かったんです。それでも、依頼するメリットの方が大きく感じたため社内でも満場一致で依頼を決めました。
単純な費用だけで比較するのではなく、「投資」と捉えることで、「最も費用対効果が高そうな会社はどこか？」という視点で考えることができました。

秀逸だった原稿作成時のインタビュー。自社のことを深掘りする機会に

―高い評価をいただき、大変うれしく思います。制作がスタートしてからの、やり取りについてはいかがでしたか？

スケジュールやこちらが準備すべき内容など、すべてにおいてしっかり段取りしていただき、それに沿って進めていくだけだったので、非常にラクでした。

例えば、デザインの方向性を決めるためのヒアリングシートが印象に残っています。「こんな形でデザインを進めるのか。」と驚きました。
ヒアリングシートの内容を社内で検討すると、意見が別れましたが、それをそのままお伝えすると、意見をうまく引き取っていただき、デザインに落とし込んでいただきました。

デザインや原稿の確認期限をしっかり明示していただきましたが、弊社側がその期限を守れず申し訳ないこともありました。しかし、グレート・ビーンズさん側のスケジュールを柔軟に対応いただくことで、制作前に定めたスケジュール通り制作を進め、希望公開日にしっかり公開することができました。

また、特に印象的だったのは、原稿作成のために行っていただいた取材です。
来社いただいて、1日がかりで様々な社員にインタビューしてもらいましたが、仕事の本質に迫るような質問をしていただき、その場で改めて議論するような形になりました。

普段、自分たちの仕事をあそこまで深く考えることがないため、良いきっかけになりました。「ああ、言いたかったのそこ！」と思えるような、我々が何となく普段考えていたことを引き出していただける質問をしていただけたのが、とても良かったですね。

インタビュー・原稿作成について、詳しくはこちら >

短い採用期間で、採用数2倍。内定辞退率は半減

―サイトをリニューアルしてから半年ほど経ちます。結果や反響などはいかがですか？

リニューアル前の目的として、「採用強化」「集客強化」の2点をお願いしました。ですので、リニューアルしたホームページでは、この両面に力をいれた作りになっています。

まず採用面ですが、新卒採用は、採用人数が昨年の2倍になりました。
しかも、昨年までは新卒採用にかなり苦戦して、ギリギリまで採用活動をしていたのですが、今年は一次クールで目標人数が確定したので、夏には採用活動を終わらせることができました。

また、内定承諾率が昨年の2倍となり、内定辞退率が激減していることがわかります。
これは、採用コンテンツで打ち出した「クロストーク」や「社員インタビュー」で掲載している内容と、企業訪問で会社に来た時に感じる印象にギャップがなくなったことが影響していると思います。
過度に良く見せるのではなく、会社のありのままの魅力を伝えることができた結果だと分析しています。

「ブランドイメージ向上」「デザイン性の向上」の達成を実感できた

取引については、ホームページ経由の新規顧客からの問い合わせが3倍に増えています。
今まで接点がなかった企業や、東京からの問い合わせなど、取引先の幅が確実に広がってきていますね。

また、数字で目に見える部分だけでなく、取引先や同業他社、人材会社の方など、かなり多くの方から、「良いホームページですね」と言われる機会が非常に増えました。
リニューアル前の課題として挙げていた「ブランドイメージ向上」「デザイン性の向上」は、間違いなく達成できていると感じます。

―色々な面で効果を感じていただき安心しました。最後に、今後のWebサイト活用方法の計画があれば教えてください。

Webマーケティングの受け皿となるホームページがしっかりできあがったので、今後はより積極的なマーケティング活動を展開していく予定です。
具体的には、オフラインでの広報活動からWebサイトに導線を集約していきたいと思っています。

ちょうど来月、北九州を紹介する番組内でテレビCMを放映する予定です。
また、地元のイベントでチラシを配布し、QRコードからホームページに誘導する施策なども計画しています。

今後は、Webサイトに価格や資料などすべての情報が集約されており、お客様が自分で情報を収集・比較していただき、導入検討段階で問い合わせいただけるような体系を目指したいと思っています。
MAツールの導入も検討していますので、今後もサイトのメンテナンス・改修を継続しながら、「集客&採用のDX」を進めていきたいと思っています。

―ありがとうございました！

WebサイトURL：https://www.infomex.jp/