デザイナー・コーダーが意識するべき、セルフチェックがもたらす3つの恩恵

デザイナー・コーダーは、自分の作業に間違い(単順なミス)がないかチェックをする工程があります。
これを一般的に「セルフチェック」というんですが、これが結構めんどくさいのです。
しかし、「面倒くさい」「指摘されたら直せばいいや」「自分の仕事にミスはないだろう」という短絡的な考えはとても危険です。
本記事では、グレート・ビーンズで教育している、
「ミスを自分で無くす努力をする事で得られる、様々なメリット」
についてご紹介します。
以下の学びを、今後の業務に長く浸透してもらえればと思います。
デザイナー・コーダーにとってはとっても面倒くさい「セルフチェック」。しかしそれを怠る事は、大きな間違いなんです!
・「ミスはだめだけど、時間がもったいない」
・「自分の仕事にはミスはないだろう。」
・「チェックをそこそこに報告し、次の仕事をした方が効率いい!」
などと思ってませんか?
決してそんなことはありません。
人間なのだから、絶対にミスは出ます!
【ミスを自分でせき止める努力をする】ことは、短期的に見ると時間がかかってムダが多いように思えますが、実は、長期的に見ると会社の生産性に大きな恩恵をもたらします。
これから、セルフチェック(ミスゼロ)がもたらす3つの恩恵について説明します。
セルフチェックがもたらす恩恵①【信頼性が上がる!】
クライアント様からすれば、ミスがゼロであることはごく当たり前です。
当たり前なんですが、その当たり前ができてない会社がとても多いのです。
当たり前のことが当たり前にできる会社は、それだけで評価が高くなります。
デザイナーは報告するにあたって、ミスゼロが会社全体の評価を左右する
という気持ちをもってセルフチェックにあたるべきです。

セルフチェックがもたらす恩恵②【全体の効率性が上がる!】
ここが一番重要です!!
「セルフチェックするのと、見つかったら対応するのは作業量一緒じゃん」
そんな事ありません。自分の作業ミスが、上流に行けば行くほど、見つかった時のコミュニケーションの無駄が非常に多く出ます。
下の図を見てもらうと一目瞭然ですね。ミスによっては、全体のコストが3、4倍以上にもなり得ます。
実は、セルフチェックをしっかりやることで、登場人物全員の作業効率性が非常に上がる!という事を意識することが重要です。

セルフチェックがもたらす恩恵③【やりとりの質が上がる】
恩恵②で説明しましたが、ミスをせき止めると非常に時間の節約ができます。
そこで生まれる恩恵が別にあります。
限られた時間の中のコミュニケーションが、
「ミスの指示」じゃなくて、「より良いフィードバック」に時間が割ける
ということです。
制作物の質が上がることはもちろん、ダメ出しではなく、質の高いやり取りを増やすことで幸福度が上がると考えています。

まとめ「セルフチェックは、自分、ディレクター、同僚、会社、クライアント様全員を幸せにする!」
「評価」「生産性」「やりとりの質」と、3つ、会社の利益になることを説明しました。
社内の意識改革の参考になれば幸いです。
ありがとうございました!