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WordPressを使用するメリット・デメリット

KNOWLEDGE

2017.03.05 Sun

弊社が制作するウェブサイトのほとんどが、Wordpressをカスタマイズして構築しております。

WordPressで構築する際のメリットとデメリットを予めご理解いただき、弊社がそのデメリットに対してどのような対処を行っているかをご紹介いたします。

1:用語解説

1-1:CMS

Webサイト制作の専門的な知識がない方でも、ブログを更新するような感覚で、Webサイトの更新が手軽にできる「更新ツール」のことです。

1-2:オープンソース

開発したコードを広く公開し、誰でも使えるようにしたプログラムのことです。
通常は開発したプログラムを自社製品として販売しますが、オープンソースは開発したプログラムを世界中に公開し、より多くの人に使ってもらうことを目的としています。

1-3:Wordpress

オープンソースで開発されたCMSで、世界で一番使われているCMSです。グレート・ビーンズではCMSを導入する場合にはWordPressを利用いたします。

2:Wordpressのメリット

2−1:構築コストが安い!

WordPressはオープンソースで開発されており、誰でも無料でできあがっているCMSのプログラムを利用することができます。
ゼロから構築しなくて良いので、CMS機能を備えたWebサイトの構築コストが圧倒的に安くなります。

WordPressなどを利用せず、オリジナルでCMSを開発する場合は、それだけで何百万円ものコストが必要になることを考えると、そのコストメリットはかなり大きいと考えています。

2-2:困ったときに解決しやすい!

WordPressは世界で一番使われているCMSツールなので、カスタマイズやエラー対処法などの解決方法が、検索するとたくさん出てきます。
遭遇するエラーはほぼ100%以前誰かが解決しており解決方法が高い確率で見つかります。

WordPress以外のCMSでは、利用者が少ない分、検索結果も少なく、1つのエラーを解決するだけで一苦労ということもあります。

2−3:カスタマイズがしやすい!(デザイン面・機能面)

WordPressをインストールして、ありもののデザインでWebサイトを作るだけであれば、一般の方でも頑張れば構築が可能です。
グレート・ビーンズではWordPressにカスタマイズを施し、他にはない完全オリジナルデザインのWebサイトをご提供いたします。

また、クライアントのご要望に応じて、機能面でのカスタマイズや追加も行います。
こういったデザイン面・機能面でのカスタマイズがしやすいことで、個人向けのブログのみならず、企業向けのWebサイトでも使用することができています。

2−4:SEOに強い!

WordPressで構築されたWebサイトは、SEOに適した構造になっており、Googleの専門家からも推奨されるほどSEOに強いとされています。

参照:http://highfivecreate.com/blog/wordpress/86.html

特にシステム会社などがオリジナルで構築するCMSでは、価格が高いだけでなく、このSEOの観点が考慮されていないケースが多いようです。
システム会社であれば機能面は申し分ないものを開発できますが、マーケティング面の知識などを持っていないケースが多いため、SEOに不向きなCMSを構築してしまうケースを見受けます。

3:Wordpressのデメリット

3-1:細かいバグがあり日々改善される

オープンソースの特性上、すでに公開されているプログラムにバグ(エラー)が含まれているケースがあります。そういったバグを少しずつ解消するため、定期的なアップデートが繰り返されています。

これはデメリットと考えられますが、日々進化していると考えればメリットと言えるかもしれません。
例えば、オリジナルのCMSを開発したとすると、開発した会社は、それを毎月アップデートしてくれるでしょうか?
WordPressはオープンソースだからこそ、世界中のユーザーが日々より良いプログラムに進化させ、その恩恵を受けることができるとも考えられます。

3−2:アップデートによる新しいバグの可能性あり

稀に、アップデートして機能を追加したことにより、セキュリティ上の欠陥があるバグなどが発生することがあります。
これによって常に最新版にアップデートしていることで、逆にセキュリティが危うい状態になってしまうというケースもあります。

3−3:デザインや機能をカスタマイズするとアップデートに対応できない

デザイン面や機能面のカスタマイズをした場合、WordPress自体をアップデートすることで不具合が生じてしまう可能性があります。
特に過剰にプラグイン(機能拡張のためのツール)を使用している場合、プラグインがアップデートに対応しておらず、不具合が発生することがあります。

4:Wordpressのデメリットに対する弊社の対策

WordPressでのデメリットを紹介しましたが、それに対する対策を行っております。
弊社で制作した案件で、デメリットによる問題が発生したケースはありません。

4-1:ログインURL変更/ログイン試行制限/難解なパスワード/画像認証にすることで、不正ログインに備える

不正ログインのやり方としては、「パスワードが当たるまでログインを試みる」というプログラムで、強引にログインしてくるケースです。(ブルートフォースアタックと呼ばれています。)

これに対して、「同一のIPアドレスから3回以上パスワード入力ミスが発生した場合、一定時間ログインをブロックする」という制限を設けております。

また、パスワードをかなり煩雑な予測され得ない文字列に指定することで、偶然ログインできるというケースを防いでいます。

4-2:XSS(クロスサイトスクリプティング)、DDoS攻撃などの攻撃への対策

XSS(クロスサイトスクリプティング)は、ソースコード内に悪意のあるスクリプトを仕込んで改ざんなどを行う攻撃です。
DDoS攻撃はウェブサーバーへの大量アクセスを集中させてサーバーをダウンするなどの攻撃です。

グレート・ビーンズでは、これらの攻撃を阻止するために対策を講じています。

サーバーが対応を行っていれば、WAFというファイアーウォールを設置し、サイトの安全性を担保します。

4-3:プラグインを極力使用しない

プラグインとは世界中のユーザーがWordpressに様々な機能を拡張させるために開発している便利なツールです。
ただし、これはWordpressの開発とは別で、各会社や個人が開発しているものですので、玉石混交です。中にはにセキュリティに欠陥のあるプラグインも存在します。

弊社の制作において使用するプラグインは、毎回の案件で使用する信頼性の高いもの以外は全く使用しておりません

お客様の要望でどうしても、という場合はリスクを十分ご説明した上で、導入しております。

4-4:【保守契約を交わした場合】毎月のバックアップを行い、いつでも復旧が可能な体制を作っています

もし不具合が発生した場合、保守契約を結んでいれば、万が一の際にも月初の状態に復元することが可能です。

セキュリティをどのように強化しようと、問題が発生する可能性はゼロではありません。

弊社にて全てのバックアップを行うことで、サイト運営に関わるあらゆるリスクを回避できます。

まとめ

WordPressはデメリットによるリスク回避を考慮しておけば、非常に素晴らしいシステムです。
ただ、サイト制作を契約いただく前に、一般的なデメリットを理解した上でご検討いただければ幸いです。

 

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