Google Analyticsの見方(初心者向け)
KNOWLEDGE
2022.08.16 Tue
Googleアナリティクスは、Googleが提供している無料アクセス解析ツールです。
このページでは、Googleアナリティクスの
「そもそも使い方がよくわからない」
「色々見れるけど、どこを見たらいいの?」
という疑問にお答えします!(5W1Hでプロットしてみました)
Googleアナリティクスを見る前の【留意点】
Googleアナリティクスは、膨大なデータを色んな側面から見ることができる便利なツールです。
そのため、色々見ているうちに、「データを見ること」が目的になってしまい、
「何のためにデータを見るのか」という本当の目的を見失ってしまいます。
- コンバージョン(問い合わせや資料請求など)が取れない原因は何か
- 先月と比較して、セッション数(サイトの訪問数)は増えているか
- 追加したページはちゃんとユーザーから見られているのか
など、Googleアナリティクスを見る目的は、人それぞれだと思いますが、
まずは「何のために見るのか」をいう目的をきちんと決めてから閲覧することをオススメします!
まずは3つのポイントをおさえる!
そもそもアクセス解析ツールは、何を見ればいいのか?大きく3つに分類できます。
- Who(ユーザーに関する情報)
- Where (訪問者の流入経路)
- What(閲覧されたページ)
初めて、Googleアナリティクスを使う人は、まずはこの3つのデータを見てみましょう。
(まずはデータを全体的に捉えてから、気になるところを細かく見ていきます)
Who どんな人が訪問しているのか?(ユーザーに関する情報を見てみる)
アナリティクスの左側のメニューから「ユーザー」→「概要」を選択すると、サイト全体の訪問者の概要を確認することができます。
項目の意味を簡単にご説明します!
- ユーザー:サイトに訪問したユーザー数(合計)
- 新規ユーザー:サイトに訪問したユーザーのうち、新規訪問のユーザー数
- セッション:ユーザーの訪問回数(合計)
- ユーザーあたりのセッション数:ユーザー1人あたりの平均セッション数
- ページビュー数:閲覧されたページの合計数
- ページ/セッション:セッションあたりの平均閲覧ページ数
- 平均セッション時間:1セッションあたりの平均滞在時間
- 直帰率:ユーザーが、訪問した最初のページで離脱した割合
「ユーザー」を、もっと深く見る方法
上記データを、もっと細かくみていく場合は、「性別」「年齢」「地域」「デバイス」などでみることも可能です。
今回は例として「デバイス」別のデータの見方をご紹介します!
先ほどと同様に左メニュー画面から「ユーザー」タブを開き、「モバイル」→「概要」とクリックします。
すると、先ほどのサイト全体の訪問者概要が、デバイス別データに分けてみることができます。
どのデバイスからのアクセスが多いかを把握することで、例えばサイト改善をしたい時に、「PCサイトとスマホサイトどちらの改善を優先すべきか」を決めるときに参考になります。
Where どこから流入したのか?(訪問者の流入経路を把握)
左メニューの「集客」タブから「すべてのトラフィック」→「チャネル」を選択すると、ユーザーはどのようにしてこのサイトへ訪問したのか?(流入経路)のデータを見ることができます。
「概要」ページで見ることができるチャネル(メディア)は、以下のように分類されています。
- Organic Search:自然検索(検索結果ページ)からの訪問
- Referral:他のサイトに貼られたリンクからの訪問
- Direct:URLを直接入力、ブックマーク(お気に入り)、アプリから訪問
- Social:TwitterやFacebookなどSNSからの訪問
- Other:その他(計測できなかった流入元)
先ほどお伝えした、「直帰率」「平均セッション時間」などのデータを、流入経路(チャネル)別に見ることができます。
「流入経路(チャネル)」を、もっと深く見る方法
先ほどのページから、「参照元/メディア」をクリックします。
(左メニュー「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」でもOKです)
すると、チャネルの参照元の内訳をもっと細かく見ることが可能です!
例えば、自然検索の参照元の内訳は、「Google」や「Yahoo」どっちが多いだろうか?などを知りたいときは、【参照元/メディア】で見てみましょう!
What どのページ(コンテンツ)を見られているのか?
「行動」タブから「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を選択すると、ページ別のデータを見ることができます。
URLでの表示では分かりにくい!という方は、
ページタイトルタブに切り替えることで
ページタイトル別に見ることも可能です!
ページ別のデータを見ることで、例えば「せっかく書いた記事、ちゃんと読まれている?」などが確認できます。
確認してみて、もしその記事へのアクセスがない(読まれていない)場合は、例えば別記事にリンクを貼ってみるなどの改善していくことができます。
(中級者向け)比較
現状を把握できたら、期間(When)を変更してみて【比較】してみましょう。
年別・週別・日別でセッションのトレンドを見ていったりすると、新しい発見があったりします。
(上級者向け)分析&改善
また比較していくと、【なぜ?(Why)】という疑問が出てくる部分が出てきます。
そこから【どうする?(How)】を考え、サイトを改善していきます。
比較〜分析&改善の詳細については、別記事でご紹介していきます!